今日は受験勉強で疲れた頭をリフレッシュするために、典子の中学ではハイキングに行きました。とはいっても典子は生まれながらの大きなからだでスポーツ特待生として高校の推薦を取り付けているので、まわりの友達が野原で参考書を見てたりする中、まったくのお遊び気分です。

「宮本さんは、ひまそうにしてるなぁ。」

と、受験指導主任の先生が近寄ってきました。先生は40歳にもなろうというのに独身だし、化学式だけが友達という変わり者です。典子はいつもこの先生には授業中ネチネチとイヤミを言われていました。卒業までにはゼッタイにヤキを入れてやろうと思っていたので、まさに飛んで火にいる夏の虫と言ったところです。先生の服をひんむいて太股で頭をはさみつけるとこの世の終わりでも来たかのように先生は悶え苦しみます。

「先生ってたよりないのね。ちょっと頭はさんだだけで死にそうな声あげてる。」典子は楽しそうに言って、頭をはさんでいる太股をぐいぐい締め付けました。先生は気が狂わんばかりに泣き叫んでいます。「本当に頭おかしくなったんじゃないかしら?」

典子はそう言って、太股の万力を解き放つと先生に水の化学式を聞いてみました。「HCHOOJV・・・」

あれ?先生やっぱり変です。

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宮本典子(14歳)  身長4m80cm
受験指導の先生にヤキを入れる。