『地球市民としての文化価値を探る旅』--自分探しの旅--

Global Cultural Aspects and Their Value-Seekers

  このホームページ企画に参加されたい方を募っています。

1.はじめに

2.『右肩上がりの相関関係のビジネス戦略』と

『このままでは畳の上では死ねない』が対照的

3.色々な国々の言語を知るということは?

4.『群盲象を撫でる』ということで、私なりの例

5.自分の行動の動機のpriority(優先順位)について

6.元大手商社マンが語る

7.産学共同体として、目指していく要素とは?

8.日本人の志や如何に?

9.大学文化研究室からのロハスLOHAS提案:
消費者を惑わせる『オール電化の誘い』

1.はじめに
実際に世界の国々を回るのもよし、色々な国々の文化をネットサーフするのもよし、また興味のある事柄に遭遇した場合は、それをとことん探求し、各自が求めている価値観に出会うまで、探し続けるのもいいだろう。

趣旨は『自分探しの旅』を通して、自分がほんとうに求めているものとは何かを探り、その意味やそれに伴う文化の価値を見出し、そのことにより、各自の『人間性の豊かさ』をめざすことにある。

戦後復興を経て、東京オリンピック開催あたりから、高度経済成長期を迎えて、生産者主体の文化がはびこってきた。スーパーマーケットの文化が広がり、安価で手軽という合理性と利便性が消費者の価値観の大きな部分を占めてきたことは間違いない。しかしながら果たして、生産者主体のビジネスが私達の物質面及び精神面の両面において豊かな文化と生活を提供してくれたのかどうかは、疑問である。というのも、そうしたビジネスが教育の根本である子孫を守ることと繁栄させる事につながってきているとは到底思えないからである。

なぜなら、消費者の価値観の大きな部分を占めてきた合理性と利便性が、今や私たちの食生活自体を脅かすところまできている。農薬付け、防腐剤付け、遺伝子組み換え農産物、ホルモン注入された肉類、奇形の魚類、添加物一杯の加工食品。最近では、男女ともに忙しい日々をおくるなかでもてはやされた外食産業界から出た(コンビニの)「食べ残し」を家畜にえさとして与えていたところ、死産や奇形が続出し、家畜の餌どころか、作物の肥料にもならないことが判明する始末参照(不健康なものを食べない権利)。またある男子大学生達の精子の検査を行ったところ、正常な精子の数や動きをしていたのが一割にも満たなかったという。そして今や、国民の2人に一人が癌になるというところまできている。

生産者中心のビジネス界では、大手とメジャー性(メディアで流れている)が勝ち組と称し、グローバル化を図ってきているのではないだろうか? そこには心の豊かさどころか、金と結びつかないものは、即切り捨てていく非情な世界がみてとれる。その中で、一個人のオリジナル性など即ビジネス性が無ければ、また例え長期的に考えると価値があるかもしれないと思っても(実際は考慮さえしてもらえない場合が多いが)、当然無視せざるをえなくなるだろう。

しかしながら、絶えずメジャーなものを追求していくと、95%を100回掛け算すればわかるように、限りなく0に近づいていくのである。 そして地球にはほんの一握りの勝ち組だけしか残らないことになるのであろうか? それも貧相な価値観と、およそ文化すらともいえないような、おそまつなエゴの塊だけの残骸が残されていくのかもしれない。

『自分探しの旅』とは、そういったものとは、まったく逆に、各自が真っ白なキャンバスに描いていくことに価値を見出すことから出発する。つまりレールなどはまったくしかれていない。また受験勉強やテストや問題集のように(またクイズ番組のように)、答えが決まってあるというのではなく、またその答えがひとつだというのものでもまったくない。

各自が、人間性においての豊かさを求め、各国や地域にある文化を探求し、本当に価値あるものを探求しながら各自の旅の企画を行う。そしてそれが、どれくらい他の人々と共通点及び独自性があるのか、できればホームページ上で公開しながら情報交換し、改良していく。

『自分探しの旅』とは、自分にとって何がほんとうに豊かであるかを発見し、それを追求していく過程が大切なのである。またその過程も、結構楽しめるものである。

もしそれがネットで公開されれば、多くの人々が興味を示すかもしれないし、追従者たちの十分な参考ともなりうるだろう。なぜなら、その根底には、『人間性の価値と豊かさ』というものを大きく掲げているからだと思う。

『ダビンチコードの謎を解こう』『最先端健康法を求めて:ドイツ振動医学が生んだ新しい波動健康法(ZUR NEUEN FROM DER BIORESONANZ)』『LOHASの旅』『司馬遼太郎の歴史街道を歩く:○○編』『奥の細道の一部追い百歩』『不老長寿を求めて:中国歴史文化の秘伝』『なぜダイエット産業が盛んなのか:米国の裏側』『癒しの旅:温泉がもたらした文化と風情』『ガウディの聖なる家族サグラダファミリアの意図』『外国人からみた日本の一度は訪ねてみたい場所と風情』等。これらはほんの一例で、主体となるのは各自である。

老若男女を問わず、興味のある人なら誰でも参加できる『自分探しの旅』。それはどれだけその人が豊かで魅力ある人生を送れるかにもつながるだろう。

一個人は生産者ともなりうるが、一消費者でもあり、そのことで、各自が持つ価値観や人間性により、より豊かな社会を築き上げて行くことも可能である。

『食品の裏側』(食品添加物の元トップセールスマンが明かす食品製造の舞台裏、知れば怖くて食べれない!)の作者安部司氏も、生産者の観点でしか考えられなっかのが、自分の子供が、作者が開発したとも言える添加物ごてごてのミートボールに箸をつけたことをきっかけに、(右肩上がりの売り上げを目指すセールスマンが)180度価値観を変え、自分たちも一消費者であることに気づく。

社会人になって、危機感を抱いてから気づくのも一手段だろう。しかし理想は、教育を受けて行く段階で各自が養えるようにしたいものである。

それには、いろいろな文化の真髄や価値、またそれを生み出すにいたった深い道のりを知る必要があるだろう。合理性と利便性のみの価値観や安さまたは売り上げ増大のために大量生産することを求めることでの多種のごまかしなど、もはや通用しない手段であり、価値観であることはご存知であろう。なぜなら、決してそれらからは、豊かな文化および社会を築いていくことはできないからだ。

広い視野や様々な見方、価値観などをGlobal Studies(私の専門とする分野)を通して養いながら、より豊かな文化及び未来を築き上げていく過程をこの『地球市民としての文化価値を探る旅』(ホームページを立ち上げ更新して行く)を通して提供できることを願ってやまない。()

これからの若い人々のために、あなたの『自分探しの旅』の体験談を分かち合っていただける方は、下記までご連絡ください。
 また、今ようやく、その旅をはじめた人でも、これから出発しようとされている方でも結構です。

karita@himeji-du.ac.jp

 

姫路獨協大学外国語学部 苅田

大学研究室
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