50 セドリック・バワーズ/Cedrick Bowers
05/02/21 「投球のネタが切れたとき、戦術として速い球を使うようになった」
はちきれんばかりの笑顔マイナー時代のベースボールカードかなりの巨漢


<プロフィール>
・189cm、99kg。左投右打。29歳?
・1974年12月18日、米国フロリダ州生まれ。
・Chiefland高−デビルレイズ入団(4巡)−3Aダーハム−3Aアルバカーキ−横浜
・背番号は50
・04年年俸は9万ドル(約945万円)。山中専務いわく「マイナー契約」。
 05年年俸は45万ドル(約4720万円)。5倍増。


<成績> 英語成績
   歳 所属 試 回  W L S 振 四 率
2001 26 3A  42 94.0 6 5 0 67 56 3.06
2002 27 3A  47 69.1 4 3 0 79 43 3.12
2003 28 3A  32 83.2 4 3 2 80 39 4.41
2004 29 横浜



<ピッチング>
・平均142キロ、MAX150キロ近い速球と大きなカーブが武器。四死球と奪三振の多いパワーピッチャーだが、近時は「投球のネタが切れたとき、戦術として速い球を使うようになった」(本人談)。
 カーブは通称(通称ナイアガラカーブ)。縦に落ちるカーブは「12時から6時へのカーブ」、横に落ちるカーブは「12時から7時のカーブ」と呼んでいる。
 チェンジアップとフォークも投げるがまだまだ。

・岩井シーレ監督「ストレートとカーブだけで相手打者にスイングさせないところは素晴らしい。」
・広島・緒方「甘いところに球がきているのだが…。球持ちがいいから見てしまう」
・非常に投球テンポがいい。
・立ち上がりが良い。

<フィールディングなど>
・制球・クイックに難がある。悪いときは四球を連発。盗塁も許し放題。特訓はしているのだが・・・
 もともと育成目的で獲得した選手であり、入団前から「細かい制球やクイックなど技術が未熟。改善されないと1軍の戦力にはならない」(山中専務)といわれていた。

・バントは苦手。


<04年のセドリック・バワーズ>
 シーズン途中に来日。即戦力としてではなく育成が目的の「マイナー契約」(山中専務)で、湘南の合宿所に入寮した。ところがいざ二軍で投げさせてみるとなかなかの好投。意外に使えるということで6月24日に一軍に昇格した。
 7月17日広島戦で初完投初勝利してローテーに定着。制球やクイックの未熟さを攻められながらも、勝ち運にも恵まれ白星を重ねる。シーズン途中入団ながらチームトップタイの7勝は立派。


<03年までのセドリック・バワーズ>
メジャー歴はナシ。今春は大リーグ・マーリンズのスプリングトレーニングに参加。なお報道に混乱がある。年齢は26歳と報道されているが、このページによれば29歳のはず。所属チームはデビルレイズ傘下の3Aダーハムという報道もあるが、ダーハムに所属していたのは去年まで。今年からマーリンズ傘下3Aアルバカーキに所属している。

<その他>
・かつて横浜に在籍したバワーズとは別人。
・愛称はセディ。
・表情豊かで、よく笑い、よくしゃべる。
・母子家庭に育ち、「光熱費の心配をしながらの人生だった」
・米国で腰痛を抱える母、今秋大学に進学する弟のため、ハングリーさを糧にする。
 リチャード背古(駐米スカウト)「家族のために日本のマイナーに渡り、メジャーで活躍する。この美しいストーリーを自分の手で描いていくんだ」
・靴の大きさは30.5センチ。でかっ!
・母の名前は「グロリア」w
・獲得時の報道。ニッカン/読売/報知/
・高校時代はアメフトのフロリダ州ナンバーワンQB。高校二年のときに足首を骨折し、野球に転向。
03年のデビルレイズ春キャンプに参加した時の記事(英語)
・・・メジャーへの強いあこがれを語っています。"I want to pitch in the bigs,"" I'm prepared now."(メジャーで投げたいんだ。準備はとっくにできてる)
日本行きにあたり、彼はどのような決断をしたのでしょうか。

・04年は通訳もつかず選手寮住まいだったが、05年からは他の外国人選手同様、横浜山手の高級マンションへお引越し。




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