成人病、特に肥満は習慣病という側面があります。悪い習慣を自分で分析して、良い習慣にあらためましょう。これを行動療法といいます。

肥満者の悪い習慣

1. 平均して食べずに、むら食いをする。

2. まとめ食いをする。日々の食べる量も一定でない。

3. 良くかまない。

4. 早食いである。(3と4のため血糖が上がって、脳が満腹と感じる前にす でに食べすぎている)

5. たらふく食いをする。おなかがはちきれるようでないと、食べた気がしない。

6. だらだら食いをする。いつまでも、食卓にすわっている。

7. テレビなどを見ながらや、仕事をしながらなどの、ながらぐいをする。

8. おしゃべりをしながらや、楽しい雰囲気のなかで、ついつい、つまみ食 いや、大食をしている。喫茶店でのケーキや、酒のつまみなどの過剰。

9. 机のうえや、引出の中などに、いつもおやつがしまってある。

10 食物繊維が少ない。

11 てんぷらや炒めもの、揚げ菓子、麺を油で揚げたインスタントラーメン など油の多いものを好む。

12 「水を飲んでも太る。」といいながら、実際は水をあまり飲んでない。

13 お菓子、間食、果物などを食事やカロリーの計算からはずしている。

14 主食を減らしさえすれば、おかずはいくら食べてもいいと誤解する。

15 昼間のカロリーが少なく、夕食に比重が片寄った食生活。

16 寝る前に食べる。食べてすぐに寝る。間食を寝る前にする。

17 食事の回数が少なく、1回か2回が多い。

18 運動不足である。

19 無意識に、欲求不満を食べることで、まぎらわしている。または、やけ 食いをする。

良い習慣とはこれらの逆を行いましょう。

 仕事場や身の回りには、食べ物を置いておかない。机の上に食べ物を置いておかない。ながら食い、だらだら食いをしない。テレビやおしゃべりは、おやつや食べ物と別のところでする。ゆっくりよくかんで、時間をかけて食べる。(食事中も)水やお茶をたくさん飲んでお腹をふくらす。油ものを少なくして、繊維の多い食事にする。一日3回以上、規則正しく時間を決めてたべる。食事が終われば食卓から移動する。寝る前には絶対食べない。バス停一つ分など日常生活の中に運動を組み込んでしまう。

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