兄の代筆です。

5月23日(日)

帰りに、新幹線内から電話がありました。
そして、その後 病院から連絡があり
家族揃って、病院に向かいました。
到着したときは、まだ処置中で
しばらくして医師から説明がありました。

5月24日(月)

手術が終わりICUで5分ほど面会しました。
人工呼吸器がつけられているので、話すことはできませんでした。
いろいろなチューブが入りますよって言われてたけど
あれだけ見ると、かわいそうって思ってしまいます。
ペースメーカーが付いているので、心電図は安定してるみたいです。

5月25日(火)

相変わらず、意識不明の重体です。
一度、かなり危険な状態になったと言うことで
家族が呼び出されましたが、再び安定してくれました。

5月26日(水)

カテーテルの検査をしたそうです。
検査結果から、すぐに手術した方がいいと言うことらしく
金曜日に決定しました。そして、麻酔から覚まさせ
医師から手術の事を伝えたそうです。
お見舞いに行ったとき、呼べば目が覚めましたが
ホームページを作って欲しいと言われ、
その後すぐに寝てしまいました。

5月27日(木)

お見舞いに行ったら、口に入っていた人工呼吸器の
チューブが、鼻からに変わっていました。
チューブを交換したとき、少し自分で呼吸を
したらしいのですが、ほとんど呼吸ができず
気を失ってしまったそうです。
今日は、手術に向けての検査を色々したそうです。
夜から、麻酔をかけて眠らせるそうです。

5月28日(金)

朝、特別に面会させてもらいました。
麻酔で、眠らされていました。
その後、ついていたいろいろと機械を外し
手動で、人工呼吸をしながら
ベットのまま手術室に向かいました。

私は一度、家に帰りましたが
親はずっと、待合室で待っていました。
手術終了予定時間に合わせて病院に向かいましたが
まだ、手術は終わっていませんでした。
予定時間を3時間過ぎ、やっと手術室から出てきました。
血がなかなか止まらなく、延長したのでした。
20分くらいたち、面会が許可されました。
医師からいろいろと手術の説明がありました。
そのときに、いろいろと質問してみました。
通常この手術なら、2、3日で人工呼吸器を
外すことができるが、肋骨が骨折して肺が
傷ついていた事もあり、1週間くらい
完全に、人工呼吸をしそれから徐々に
自分で呼吸できるモードにして慣らしていくとの事でした。
完全に回復すれば、抜管するとの事でした。
今、目を覚ますと苦しくて人工呼吸器と
ペースを合わせられないかもしれないと言うことで
3日位は麻酔で眠らせると言うことでした。

5月29日(土)
胸に入ってるチューブからの出血が非常に多いと
言っていました。これ以上増えると、
再手術しなければならないと言われました。
また、これとは逆に尿が非常に少なく
腎不全かもしれないと言われました。
とにかく、非常に危険な状態です。

5月30日(日)
肺に水が貯まってしまったそうです。
一度、針を刺して抜いたのに
また、貯まってきているらしいです。
これにより、血中酸素濃度が悪らしいです。
体中、むくんでいるし色も蒼白色(?)です。
本当に、大丈夫なのでしょうか・・・
また、人工呼吸器が鼻から入っていたのを
喉を手術して、直接気管に入るようにしました。

5月31日(月)
夜中に、病院から連絡がありました。
心停止し、蘇生処置をしていると。
手術をしたときに埋めた、電極を使い
電気ショックを与えても回復せず
胸を開き、直接心臓をマッサージしたそうです。
そして、何とか心拍数は低いものの回復したそうです。
また、針を刺して胸の水を出したそうです。

6月1日(火)
胃潰瘍で、出血したようです。
そして、内視鏡で手術をしました。
出血がかなり多かったらしく、ショック状態になり
輸血までしました。

6月2日(水)
直腸温(お尻から入ってる体温計ではかってる)が、
40゜を越えることもあり肺炎らしいです。
また、敗血症になったかもしれないと言われました。
検査結果待ちです。

6月3日(木)
相変わらず、尿がほとんど出ていません。
導尿カテーテル(尿道カテーテルとも言うらしいけど)が
入っていて、尿意を感じることなく
すぐに、尿パックに貯まるらしいのですが
そこを見ても、少ししか入っていないし交換もしていないそうです。
体中がむくみ、蒼白いです。
また、もう完全に回復することはないと言われました。
脳がかなりのダメージをうけているらしく、
麻痺が残ったりと、不自由な生活をおくることになるそうです。

その後
その後、尿が出るようになりむくみもひいてきました。
そして、遂に人工呼吸器が外すことができました。

しかし、痰で気管が詰まり呼吸ができなくなり
再び、人工呼吸器をつけられることになり
肺炎になったり、傷口からの感染症があったりして
心肺停止状態になり、蘇生処置をしたものの
二度と、目を覚ますことはありませんでした。

 
 

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