Editor's Note

編集者の独り言


 今年1998年、夏。私は初めて、グローバル・ライダーズ・ミーティングに参加させて頂きました。

 基本的に私は照れ屋さんなので、クサい事はあまり書きたくないのですが、正直な話、 グローバルに参加した事は、私にとって非常に印象的な出来事でした。
 私は人生に於て、生活の中のあらゆる出来事に無意味な事はない、と思っております。 味噌汁をこぼしたことも、猫のしっぽを踏んづけてしまった事も、きっと何らかの 意味があるのじゃなかろうか、と考えてしまう癖があります。しかし、猫や鳥は おろか、イモリなどの両生類よりも記憶力のない私は、3歩も歩かずとも、3回呼吸した だけで、そんな事柄はすっかり忘れてしまいます。とてもじゃないですが、 昨日の晩飯のメニューなんて思い出せません。
 そんな私でも、まぁ、忘れずにいれる出来事というのも、少々ありまして、 その一つが、このグローバル・ライダーズ・ミーティングでした。

 なにがそんなに印象的だったのだろうと、思い起こして考えてみると、 うーん、なんだったんでしょう。
 やっぱ、素晴らしい人々との出会い、でしょうか。
 なんか、怪しいセミナーとか自己啓発系雑誌のキャッチコピーのようだ。 でも、実際そうなんです。逆に言えば、人との出会いというは、キャッチコピーになり得る程、 人々にとって魅力的な事柄なんでしょう。
 それはさておき、グローバルに参加した事によって、 大倉正之助さんや、デニス・バンクスさんをはじめとして、 本当に多くの個性的で素敵な人達と知り合えることができました。 演奏者だけでなく全ての参加者の方々が、 会社でコンピュータを相手に関節技を避けながらハイキックをぶち込む隙を 伺うような格闘をしているだけでは、決して知り合うことはできないであろう ユニークな活動をされている人達でした。
 本当は全ての方々の名前をここに書き記したいのですが、書き忘れがあると失礼だろうし、 じゃぁってんで、名簿を見ながら書いて、実際には擦れ違いでお会いしてない方の名前まで 載せてしまうのも、これまた、事務的な感じがして、なにより、面倒臭いのでやめておきます。  北海道で別れてから、もう1カ月以上経っていますが、知り合った方々と直接会う機会はそう多くはありません。 しかし、確実に、グローバルで出会い、知り合ったことによって、自分の視野や考え方、 行動範囲が広がった事を実感できています。

 そんな訳で、この Web Site を作りました。
 別に、人様に「グローバル・ライダーズ・ミーティングは素晴らしいパラダイスだよ。」 と布教するつもりはございません。 お世話になったグローバルの方々に自分なりに出来ることをお手伝いする、 なんて高尚な考えもありません。 確かに、グローバル・ライダーズ・ミーティングのホームページを作ろう!という話は 大倉さんをはじめとしてグローバルの多くの方から持ち上がっておりますが、この Web Site については、 結局、自分の為だったりします。私はこの上なく自己中心的で我が侭で身勝手な人間なんです。
 私がクソ下らないエッセイを書いたり、クソミソに稚拙な小説もどきを書いたりするのは、 自分の中で印象に残ったことを趣味で書いているってだけで、この Web Site もその延長上にあるだけなんです。
ごめんなさい。

 という事で、温かくみてやってください。
 間違いがあったら、遠慮なく指摘してください。失礼な発言があったら、思い切り叱責してください。 ここにリンクを張れぃ、とか、旦那ウヒウヒのウハウハな写真があるんですけど、どうです、 おたくの Site に貼りやせんか、とかその他諸々ありましたら、是非、お教えください。
 宜しく御願い致します。


 話しは変わって、この Web Site のデザインコンセプトとでも申しましょうか、思想とでも申しましょうか、 そのような事柄についてです。
 この Web Site は全人類、ひいてはこの地球上に生きとし生ける物全て、さらには地球外生命に於ても、 興味深く、重要な内容を公開しているって訳ではありません。毎日1000万Hit を目指すつもりもないし、 ありとあらゆるメディアから注目されようなどとも思っていません。が、しかし、作った人間の感情として、 より多くの方々に見ていただきたいと思うのも、これまた人情というものでしょう。
 そこで、基本中の基本のコンセプトとして、誰にでも見れるSite を考えています。
 「誰にでも」なんて、自分でも、まぁ、なんて烏滸がましいことを曰っているんだ、と思いますが、 言うだけタダ、って事で、許してください。
 「誰にでも」が大き過ぎるとあらば、「より多くの人たちが」見る事ができる為の Web Design を 自分なりに考えて、この Web Site は以下のようなガイドライン、って言うかぁ、考え方って言うのかなぁ、 まぁ、そんなようなものを元に作成するように、一応は努力って言うかぁ、そーゆー方向性でやってます。

1. 早く、軽く
 一番基本的で一番難しい事ですね。
 回線が遅くても、マシンが古くても、快適に Web Site を見れるのが一番だと思います。 単純に早く、軽くするだけなら、Textだけにしてしまうのが手っ取り早い方法です。が、 やっぱり、ある程度、見栄えのいいものを作りたいし、画像も使いたいです。 でも、画像をぶりぶり張り込むと、急激に重くなり、遅くなります。
 ということで、見た目としてのデザインを考えつつ、極力、画像は減らし、使っても、 軽くする努力ってものをするようにしています。

2. 見やすく
 私は、お蔭様で視力はいい方です。色覚にも異常はみられません。 が、世の中にはやはり、色覚に障害がある方もいらっしゃいます。 そのような方が、Web Site を見られた時に、背景と文字とが潰れてしまっては、 私は悲しいです。また、障害を持ってなくても、単純に文字が読みやすい方が、 嬉しいじゃないですか。いちおう、そーゆー事も気を使った配色にしたつもりです。
 本当なら、背景色や文字の色を指定せず、クライアント側で、人各々、見やすい配色に して頂いくべきだと思います。が、そうすると、もともと地味な Site なのに、 さらに輪をかけて地味になってしまいます。小生、シャイなくせに派手好きなものですから、 ある程度、私の方で色を付けたいなぁ、と考えてしまいました。結果、こんな感じです。
 色覚に障害のある方が見やすい配色、というものは、私は専門家でもなければ、 詳しく調べた訳でもありませんので、解りません。ごめんなさい。勉強不足です。 なので、もし、この Web Site をご覧頂いて、この配色は見づらい、という箇所がありましたら、 御教えください。
 文字の大きさは視力に合わせた大きさで見て頂けるように、できるだけ指定していないつもりです。 また、文字の大きさを変えたせいで、画面構成が醜くならないようにはしたつもりです。が、やっぱり、 これも、ダメじゃん、って部分があると思います。気がつきましたら、お教えください。

3. どんなブラウザでも見れる
 私は主に、Netscape 3.0 を使用しています。が、世の中には、Netscape 2.0 を愛用していらっしゃる 人もおりますし、もちろんInternetExplorerを使っている人はたくさんいらっしゃるでしょう。 Mosaic 好きって方もいるかもしれません。そういった、画像も表示できるブラウザ以外に、 Lynx などのテキストベースのブラウザを使っている、おスキな方もいらっしゃると思います。
 クライアント側がどんなマシンでどんなブラウザを使っていようとも、同じように(?) 表示する事ができる、というが、html による Web の大きなメリットと言えるのでしょう。 しかし、実際には、ブラウザ固有のタグは無数にあります。テキストベースのブラウザでは、 どんなに美しい画像を作ったとしても、それを見ていただくことは望むべくありません。 また、Plug-in によって、様々なファイルを扱うことも Web ではできますが、それも、 やはり、Plug-in ソフトをインストールして頂かなければなりません。
 確かに、最新技術の最新フォーマットの最新、んと、なんだろ、まぁ、いいや、 新しいものを使えば、派手で楽しい site が作れます。 が、それだけ、見ることができない人も増える訳です。
 新しい技術を否定してる訳じゃないですし、その新しい技術を使った Web site を非難している訳でもないです。 むしろ、心の中では応援しているぐらいです。
 それはともかく、テキストベースのブラウザで、たとえ画像がみれなくても、 そのメッセージは伝わるように作っているつもりです。 また、古いヴァージョンのブラウザでもほぼ確実に表示されるように、 できるだけで単純なタグだけで作るようにしています。

4. 視覚障害者でも見れる
 この間、TVを見ていたら、NHKの番組で、視覚障害者の為に Home Page の内容を音声で読み上げるブラウザ、 というものを紹介していました。Web Site とは、目で見るものだと思い込んでいた私にとって、 いや、それすら意識していなかった私にとって、本当に目から鱗な話でした。
 もともと、視覚障害者の方は、私が当たり前に呼んでいる本や新聞や雑誌をそのまま、読むことができない訳です。 音読サービスとか、点字翻訳といったものもありますが、今日でたオートバイ雑誌を本屋で買ってきて読む、 なんて事はできない訳です。が、コンピュータの音読してくれるソフトウェアがあれば、 Internet は健常者と同じ情報に同じ速度で接することができるんだそうです。確かにそうだ。
 ただ、この音声で読み上げるブラウザも万能ではないようで、Web Design の段階で、コツというか、 気をつける事がいくつかあるようです。
 という訳で、このホームページは、 IBM社のバリアフリーのガイドライン にできるだけ準拠するように作成しているつもりです。

5. 日本語を読めない人でも見れる
 うわぁ、全然出来てないです。
 もう、バリバリのJapanese Only。
 日本の場合、識字率はかなり高く、私の知り合いでは赤ちゃん以外に文盲な人はいません。 ですから、相手が日本人である限り、常識的な日本語を使ってさえいればいいんですが、 グローバル・ライダーズ・ミーティングの趣旨、内容、実態を考えると、できることならば、 世界中のあらゆる言語に対応させたいぐらいです。実際問題としてそれは無理だとしても、 せめて、英語、韓国語(ハングル)、中国語(広東語)ぐらいは、作りたいと思います。しかし、 中学高校の文部省的英語教育だけしか受けてこず、上海まで行って、結局、多少銭(トウシャウチェン)しか憶えてこず、 ハングルに至っては記号にしか見えない私に何ができようぞ。今からでも、 勉強したいという意欲はあっても、それが成就するのはいつの日か。

 なんか、このページ自体が、文字ばっかで美しくないし、見やすくもないぞ。


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last modified 1998.10.05