23-Jan-2000　更新

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◆　まえがき　（26-Jul-97）

◆　９２年〜９５年

◆　９６年

◆　９７年　その１　　（　　　　　　〜　９月１４日）
　　　　　　その２　　（　９月２１日〜１０月　５日）
　　　　　　その３　　（１０月１１日〜１０月２６日）
　　　　　　その４　　（１１月　１日〜１２月２８日）

◆　９８年　その１　　（　１月　４日〜　３月　１日）
　　　　　　その２　　（　３月１０日〜　３月２９日）
　　　　　　その３　　（　４月１２日〜　５月１２日）　---　この回以降は写真入り
　　　　　　その４　　（　６月１１日　）
　　　　　　その５　　（　６月２８日　）
　　　　　　その６　　（　７月１８日　）
　　　　　　その７　　（　７月２６日　）
　　　　　　その８　　（　８月　５日〜　８月　６日）
　　　　　　その９　　（　８月　６日〜　８月　７日）
　　　　　　その１０　（　８月３０日　）
　　　　　　その１１　（１０月　４日　）
　　　　　　その１２　（１０月１８日＋１０月２４日）
　　　　　　その１３　（１１月２１日＋１１月２９日＋１２月３１日）
　　　　　　特別編　　（比較パノラマ写真もどき、３態）

◆　９９年　その１　　（　１月３１日＋　２月１４日）
　　　　　　その２　　（　３月１４日〜　５月　１日）
　　　　　　その３　　（　５月　某日〜　６月　６日）
　　　　　　その４　　（　６月１２日　）
　　　　　　その５　　（　９月　某日＋　９月２５日）
　　　　　　その６　　（１０月１６日　）

僕は９３年７月からフランクフルトに住んでいます。正確には、「フランクフルト・アム・マイン」（Frankfurt am Main）と言います。もう一つの「フランクフルト・アン・デア・オーデル」（Frankfurt an der Oder）はベルリンのずっと東、ポーランド国境沿いにあります。これまで日本ではあまり知られていない街でしたが、このところの洪水（ドイツでは、 Hochwasser すなわち「高い水」と言う）騒ぎで一躍有名になってしまいました。

僕の住む方のフランクフルトから、西へ向かってまずはマイン川沿いに、そして合流点からは更にライン川沿いに、車で延べ小一時間ほど行った辺りの右岸側一帯をラインガウ（Rheingau）地方といいます。ドイツに１０幾つあるワイン産地の一つで、生産量こそトップクラスではありませんが、モーゼル＝ザール＝ルーヴァー（Mosel-Saar-Ruwer）地方（こちらは生産量も多い）と並んで、著名なワインを産する醸造所が集中しているところです。

そのラインガウ地方の比較的東寄り、ライン川から少し離れた高台にラウエンタール（Rauenthal）という小さな村があり、その村から川に向かって降りる、南向きの緩やかな斜面一帯が「ラウエンターラー・なんとかかんとか」を名乗るブドウ畑群です。ちょっと縁あって、この辺りのブドウ山一帯がここ３年ほど前からの我が家のお決まりの週末散歩コースになっています。以下の文中で、「いつもの所」とか、「定点観察地」とか出てくるのは、この辺りを指します。

それから、言いそびれましたが、僕はワイン業界人でも無ければ、マニアっぽい勉強（例えば、「なんとかワインセミナー」の類に出るとか）もやったことがありません。本当は興味があるのですが、そのくせ情報収集の類にはあまり熱心じゃないので、これまでただただ飲み続けてきました。それでも、非・業界人としては、ブドウ散歩だけは随分やったなあ、と思っています。それが、この「ブドウ日記」を書くことになった由来です。

では、ごゆっくり。