バイオ食品(遺伝子組み換え食品)

   アメリカでは現在バイオテクノロジーで生み出された遺伝子組み替え食品が野菜、果物で30種類あります。此の度化学者、消費者グループがFDA(米国政府食品医薬品局)に対し遺伝子組み替え食品について、ラベルの表示を義務付けるよう訴訟を起こしています。
   化学者は微生物、動物、植物などの遺伝子を用いて全く新しい新種の、除草剤を必要としないというもので、既にポテトの9%、トウモロコシの32%、大豆の38%が既に市場に出回っています。例えば、魚の遺伝子を使って、寒さに強いトマトの新しい新種を作り出します。生産者側は「これは農業生産に画期的な革命をもたらした。」と手放しで喜び、「また安全性に付いては数百万ドルをつぎ込んで、数百回の安全テストを政府機関と共同で行っているので、安全」と言っています。
   多くがバクテリアの遺伝子を取り込む事で、害虫を殺す遺伝子を持っています。「そんな、遺伝子を持った野菜や果物を食べて安全か?」と、言う疑問が湧きます。化学者グループは「遅かれ、早かれ何かしらの反応が出てくると思われる中、その恩恵よりも危険性の方が大きい。」また、ある、化学者は「本来の主要栄養素の損出、また別の毒素因子を作りだす可能性がある。」と警告しています。有る動植物にアレルギー反応が現れる人が、その遺伝子のバイオ食品を食べると死ぬ可能性もあると言う実験結果も出てきています。FDA(政府食品医薬品局)は冷凍、殺菌、ホルモン使用のように、加工過程においては、表示を義務付けていますが、バイオ食品は義務付けられていません。ヨーロッパは既に表示が義務付けられています。

<某環境コンサルタントさん:  生産者側、販売者側サイドだけで、物事が進むことに憤りを感じます。
 確かに、アレルギーの問題については、あなたが書いてあることも十分に考えられる話です。アレルギーの人が身近にいない場合には、ピンとこないかもしれませんが、本当に死んでしまうことすらあります。過去に、札幌の学校で、親が学校の先生に、自分の子供が「ソバアレルギー」であり、給食時には食べさせないように依頼していたのにも関わらず、給食のソバを食べて、その子供が死んで、訴訟になったことがあります。
 アレルギーというと、ジンマシン程度に考えがちですが、本当に命に関わる場合もあるわけですから、バイオ食品の出生が判らない場合(特許等が絡んで故意に隠す場合もある)には、本当に危険ですネ。>

<管理人: 害虫を殺す遺伝子を持った野菜や果物・・・それだけで、誰も買わなくなってしまいそうですね。1日でも早く、ヨーロッパのように、ラベルが表示される法案を成立して欲しいものです。そうすると、バイオ食品の方が
安くなるのでしょうか?>



 
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