いよいよ、巣立ちの日が来たようです。勇気を出してと、言わんばかりに小鳥達に呼びかけるように、高らかに鳴き、カラスが寄って来ると、親鳥達は自分よりずっと大きなカラスに襲いかかり、追っ払ってしまいます。最後の一羽が元気に飛び立つまで、しっかりと遠くから見守っています。気の弱い雛鳥は一番最後に飛び立ちます。ブルージェイはオス，メス同じ感じです。とうとう全部、飛び立ってしまいました。みんな頑張って生きて行ってね。と思わず祈ってしまったものです。

    また、反対に悲しい事件もありました。ガレージにネズミが出没したので、トラップをしかけました。くっ付いたら離れない粘着性のトラップです。ある日、外出から、帰って見ると、そこに木の上の巣から落ちてしまったらしい雛がぴったりとくっ付いているのです。僅かな隙間から、ガレージに入って来たのでしょう。目はうつろで、どうする事もできません。もう完全に助けるのが不可能な状態です。今まで上から落ちた雛を見た事が無かったのに。親がどんな気持ちだったかと思うと、申し訳なく思うばかりです。