ボ ス ト ン と い う 町
  ボストン 市内の北西にケンブリッジという、不思議な町があります。 マサチューセッツ工科大学(MIT)という世界のテクノロジーの総本山のような大学があったり、ハーバード大学その他いくつかの大学が引しめきあっている,学生街なのです。

  所が、この夏訪れた時、不思議な光景をいくつか、見る事になりました。ボストンはもともと、古い町なので、先ず道路が整備されていない、狭い道路に車をとめている人も多く、東京の渋滞を思い出してしまいます。目的地に辿り着くのに通らなくても、よい道を、アチコチ迷ってしまうのです。あっ、左前方にローラースケートのバックパックを背負った格好のいい、お兄さんが・・・・・将来のビル ゲイツ か アインシュタインかと思いきや、振り返ると初老の紳士ではありませんか。またまたキチンとしたスーツを着た一見、会社員風の方、美しい身なりのお姉さんが,勿論、性別つけがたいそれなりの方々も大勢、世の中夏休みシーズンなのにバックパックを背負って歩いています。多分道路が混むのでバス利用者が多いのでしょう。日本だったら、何処でも見られる風景(歩いている)が子供たちにとっては、かなり不思議に思ったようです。サマースクールとやらで、勉強していると、説明しても、「どうして、歩いているの?」

  不思議風景はまだあります。“MIT ミュージアム”この言葉から、連想してください。きっと素晴らしく、近代的なビックリする、何かを期待してしまうのは、私だけでしょうか?辿り着いたその建物はなんと、古びた年期の入った煉瓦作りの2階建て。またその階段の暗-い感じ。その行く手に確かに、受付らしき学生さん風の若者が、不釣り合いなほど、愛想がよく、「今日は特別、Freeです。」何とこれで、普段はお金もとってるの? ホログラッフィの数は結構有りましたが、ブンブン音のする方に、目を向ければ、扇風機が存在感を示そうとばかりに、首を左右に振ってます。トホホ・・・・・。ここは、エアコンが無かったと、気が付かないほど頭の中が、暑さの為、くらくらするのでした。

  ごめんなさい!本当のBostonの良さを知らなかったので、こんな呟きになってしまいました。唯一“Legal Seafood Restaurant”のお料理はどれもがおいしかった。兎に角、この町が、世界をリードする、有数な科学者、技術者、法律家、そして政治家を輩出している事実は凄いと言えます。 

9/3/1998


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