地 球 環 境 の ニ ュ ー ス 拾 い 読 み


世界の人口50年後90億人(USA ABC News 8/1999)
開発途上国では人口は爆発的に増えている反面長寿も全うできないジレンマに陥っている。
アメリカの赤ちゃんは80歳まで生きれる環境に有るが、インドの赤ちゃんは統計的に55歳の余命しか有ない。21世紀半ば出産可能な女性は30億人に達し、そのうち2億4千万人はインドの女性と言われている。人口問題の専門家はこれらの女性がどれだけの子供を出産すか判らないが、現在アフリカの多くの国の一人当たりの女性は6人から7人の赤ちゃんを出産している。人口の半数は15歳以下の子供。爆発的人道増加を抑制するには若い女性の教育と職業訓練を通じて家族計画の大切さをキャンペーンし家族数を制限する必要がある。とインドの人口問題専門家は話している。アメリカの専門家モフェット教授は21世紀の半ばごろ人口は安定化に向かうが今後50年間が家族計画にとって最も重要で有ると示唆している。
(管理人:発展途上国の増加を抑制する為に若い女性だけに家族計画のキャンペーンを行う・・・・と、言う学者の考えが片手落ちと考えるのは私だけではないでしょう。一人で子供が産まれるとでも思っているのでしょうか?ましてや、あの地域は男尊女卑の地域です。是非男性への教育も考えて頂きたいものです。)

乳牛への成長ホルモンの投与はガンへの危険性?(USA ABC News 1/1999)
現在アメリカの30%の乳牛はバイオ技術によって生産された成長ホルモンを注射されています。アメリカの300万頭の乳牛は週二回成長ホルモンを注射されていますが、この程カナダ政府は成長ホルモン使用の乳牛から、乳がんと前立腺ガンになる可能性が増大すると警告しています。アメリカの30%の300万頭の乳牛からは牛乳、アイスクリーム、チーズ、ヨーグルトが生産されています。しかしラベル表示が義務付けられていない為、一般の消費者が成長ホルモンの存在を知る事は出来ません。1990年FDAは成長ホルモン使用で生産された、乳製品は安全と結論付けしました。消費者団体はFDAはすべての研究結果に目を通していないと非難しています。FDAはモンサント社の動物実験、他の研究結果を参考にしましたが、モンサント社の実験結果を引用して90日間ネズミに注入した結果体内に成長ホルモンを吸収、蓄積した証拠はないと発表しています。このほどモンサント社全体の実験結果を検討したカナダ政府保険省は実際には20%から30%のネズミは成長ホルモンを体内に吸収、蓄積しており、雄のネズミの甲状腺には前立腺に高い濃度の成長ホルモンが残留していると言っており、成長ホルモンの安全性に疑問を投げかけており、乳がん、前立腺ガンに罹る危険が大きくなると警告しています。そこで、消費者団体では、カナダの分析結果からも判るようにFDAは90日間よりもっと長期の実験をモンサント社が行うよう求めるべきだと言っています。
(消費者の知らない所でどのような事が成されているのか又もや気になるニュースです。我が家ではミルクはOrganicの店で買ってますが、考えてみたら、チーズもアイスクリームまでも、高いOrganic食品店では買えません。又偶に注文しているピッザにしても・・・。気になるが、食べる事を中止する事は出来ません。生き残りを掛けて企業も必死です。自分で守る事を考えねばなりませんが。)


長寿の秘密(USA ABCNews12/1998 より)
 現在アメリカに100歳以上の人は65,000人で、20年後にはその3倍強の214,000人になると予想されている。ダラスのテキサス大学の医学センターが100年以上生き抜いている人は老化の過程が遅く、長寿の為の遺伝子を持っている、と指摘している。人の細胞は分裂を繰り返す度に染色体の先端が傷付き、細胞が無くなる結果細胞は分裂を止める為老化が起こる。テキサス大学、医学センターでは細胞の中のテェロメレイズと言う酵素を分離する事に成功した。ティロメレイズはいたんだ遺伝子を繋ぎとめ、細胞が分裂を繰り返す為に老化を、遅らせる事が判った。100歳以上の老人はこのティロメレイズをより多く細胞の中に持ち合わせている為、細胞が活発に分裂を繰り返すために長生きをしていると言うものです。尚、試験管の中で、人の細胞の寿命を3倍延ばす事に成功した。これで、老化を食い止める治療の手がかりを得たと自信を強めている。
アメリカの元気な老人達を“独り言コーナー”に掲載してあります。ご覧下さい。)


騒音が体に及ぼす影響(USA ABC News 12/1998 より)
騒音は、どんなに低く小さくしても長期間それに、さらされているとイライラをつのらせストレスの原因になる事は古くから知られていた。最近コーネル大学の環境心理学者エバンス教授は「騒音が脳に与える影響が問題。」と言って いる。エバンス教授はドイツの新しい空港場近くの子供達への調査をした結果、ある種のホルモンの分泌で、ストレスがひどくなり脳の働きが落ちる事が明らかになった。それにより脳の働きが衰え音への感知が鈍り、言葉を覚えたり話す、読み書きの能力も落ち、読書の力が低下する事が明らかになった。1960年以来飛行機の運行回数は6倍にも増えている。「騒音による耳への影響ばかりでなく体の他の部分へのダメージを考えるべき」と言っています。
カーラジオの音は好きな曲を聴いていても、やはりイライラに成るのか?運転中音楽のない方がイライラとなりそうです。しかし、ある説によると曲によっては事故の原因にも、成るらしいのです。ラップミュージックをボリュームを上げて運転し、体も一緒に動かしている若者など大丈夫かな・・・と心配になる事があります。日本は何処に行っても音楽が流れている気がします。半分以上は、耳障りの一言です。去年4月一時帰国した時は電車で携帯電話がアチコチから、聞こえてきたのにはビックリです。又、新幹線の静かな車内のあの音は緊急を要するビジネスマンには申し訳ないが、Offにしたらどうなのか?電話製造会社には、迷惑に成らない携帯電話考えてほしいものです。本人にしか聞こえない音とか。)


地球上の水のお話
地球上に存在する水は約14億Km3  だが、そのうち97.5%は海水などで、淡水はわずか2.5%。しかも、その大部分が、北極・南極地域の氷であり、われわれが利用できる河川水,湖沼水や地下水は全体の0.8%にすぎない。水はまさしく有限の資源なのです。
国連の「持続可能開発委員会」の報告によれば、世界の水の利用量は1900年からこの約100年間で、約6倍となり、人口増加の2倍のペースで増え続けている。21世紀の世界にとって、水資源の確保が切実な問題となることは確実です。
(感想:日本は安心して、水道の水が飲める国・・・という時期もあったような気がします。あの頃の水って本当にきれいだったのでしょうか?場所により、違うのでしょうが。アメリカはオゾン殺菌をしているとか。さて、その安全性は?)

年間1200万トンもの食物残滓を棄てる
  世界最大の輸入国、日本のコメの国内年収量と同じ、年間1200万トンもの、食物残滓を平然と棄てている。
(感想:ご飯つぶ一粒でも残したら目が潰れる・・・・・と言っていた、祖母が生きていなくてよかった。こんなニュースをきいたら、卒倒するかも知れません。)

世界人口が30年後85億人
 アメリカの環境シンクタンク「ワールドウォッチ」は今後40年間で、人類は深刻な食料不足に見舞われ、2030年までに地球の食料生産は人口爆発を支えきれなくなる。国連「世界人口白書」(1994年版)で、30年後、現在の1.5倍の85億人に達する。
(感想:お米の自由化によって日本の農地はどんどん少なくなっています。人口は増え、それを、生産する場所がなく・・・・その頃に、日本に輸出している国が今と同じように安定しているとは限りません。その頃になったら、野生動物と同じような物を食べるのが普通になるかも。また、有事の時の食料備蓄も日本は諸外国から比べるとお寒い状態と聞きます。)

ダイオキシンて?
 ゴミ焼却場から発生しているダイオキシンて、その実態は?ベトナム戦争で、使われた枯れ葉剤(その影響で、2重胎児など、先天異常の子供が多く生まれ、その毒性の強さを世界中に震撼させた)なのです。
 環境庁「ダイオキシンリスク評価検討会」(1996年12月)で、アメリカでの行われたダイオキシン投与の動物実験を紹介、不妊症を誘発する子宮内膜症との関連を示唆している。脂肪分が豊富な母乳に特に濃縮され、日本の赤ちゃんには、環境庁の定める許容量の36倍もの濃度で摂取される。(母乳がいいのか悪いのか分からなくなってしまいます。それでも、私は、赤ちゃんには母乳が一番と信じています。やはり、ちょっと心配。)

生物種が絶滅する割合
1万年前には100年に1種であったのが、100年前には1年に1種となり、20年前には年間1000種、そして、現在では年間4万種が絶滅していると言われる。地球は完全に自然エコロジーのバランスを失っている。
(日本は農薬の散布量が他国と比較して、多いと聞きます。特に干潟などの浅瀬の生物<農薬、化学物質、家庭排水に汚染されている>を、食料とする、野鳥などは絶滅の危機にあるらしいです。)
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