元気なアメリカの老人達・日本の身障者対策は
  ある調査によると、寝たきり老人は日本の方がずっと多いらしいです。アメリカの老人は元気がいいのです。やはり、車の運転が体が動けなくなる直前まで、出来るからかもしれません。必ず、Handicap用のParkingはそれ以外の人は絶対に駐車しません。もし、わかると凄い罰金らしい。それも、余裕を持たせて数台分用意しています。階段以外に車椅子用の通路も用意してあります。車椅子の観光客が何処へ行っても数人必ず訪れているのは町が,国が其の方達の為に来やすいよう、動きやすいよう考えれくれているのです。車椅子を用意してある所も多いです。

  日本は如何でしょうか?階段が足の悪い老人にとって、又車椅子にとって如何に動き難いか考えたら直ぐ分かります。アメリカは日本などに借金してまでも、国民の住みやすい町作りをします。日本は経済重視の為国民は二の次、国民は我慢を強いられ、それに慣れっこになり、それをそれ程、変だと気づかず騒がず・・・気が付いたら、世界から白い目で見られている事さえあるのです。天然平和ボケと言った人もいました。今のような、無責任な自己防衛ばかり考えている政治家が大多数、蔓延っているのかと思うとこの先も思いやられる気がします。かつて、日本を訪れたマザーテレサは「日本は経済大国かもしれないが、どこか暗いものを感じる。」と述べています。その経済大国も最近は怪しくなりつつあります。その政治家にとっても、近い将来車椅子の生活になるかも知れません。その時いかに、身障者にとって動きにくい街か思い知る事でしょう。明日は我が身なのかもしれないのです。

  そして、以前あった事件で、「中・高校生がホームレスを集団で襲った」あのような行動をとらせる心を持たせてしまうのは、子供達だけの責任でしょうか?政治、社会、そして親達の責任です。その、ホームレスの方々にしても、本当に働きたいが働けない状況にある人達が大多数と思うのです。この不景気が続く限り増えて行く傾向かも知れません。あのような、ニュースは本当に情けないし、又悲しいと言うより他ありません。此方では、ホームレスの方々に古着をあげたり、Thanksgiving Dayの時など、炊き出しもしています。アメリカ人は世界で一番寄付をする国民性と言いますが、それも殆どが中産階級層なのだそうです高所得者層は、自分が困った経験がないので、其の気持ちが判らないとか。

  アメリカの老人達の話に戻ると、この夏のバケーションの予約をした時のトラベルエージェンシーの担当者は70歳は確実に超した老婦人でした。コンピューターを巧みに使いこなし手際よく、ホテルの予約をとってくれたものです。アチコチでこのようなにコンピュータを使いこなしている老人を見かけます。現地校(アメリカの学校)の交通整理は老人達です。一個所はかなり、きわどい場所にも関わらず若者に負けないような機敏さで、雨の日も、風の日も、凍り付くような日でも、整理してくれています。偶に見かけない時はどうしたのかしら?と、気にもなります。夏観光地、海に行ってもビックリするくらい老人がいます。シッカリと手を繋いで散歩もしています。この御夫婦達が必ずしも長年連れ添ったカップルでなく、もしかしたら新婚さんも中には居られるかも知れませんが?。日本のビーチへ行ってそんな光景はチョット見当たりません。 派手な水着を着ていたり、真っ赤なマニキュア、又足首のブレッスレットをしていたり、本当にお洒落を、人生を楽しんでいます。カジノの観光地へ行けばそこは老人天国のごとく着飾った元気な老人達が闊歩しています。スロットマシーンのレバーを元気に握って目を輝かせているのは、もしかしたら老人の方が多いかもしれません。ショッピングセンター、映画館(映画の種類によって)、この間は車体の低いスポーツカーを、少し手を震わせながら、運転している老婦人を見かけた事もあり、また有るときはハーレーの大きなオートバイから、降りてきたレザースーツのさぞカッコいい若者の顔のイメージを打ち消したのは、ヘルメットを取ったからです。オートバイは日本では若者が最初に欲しがる高価な乗り物です。こちらは17歳から又州によっては16歳から、車の運転が出来るので、いきなり車(最初は中古車)を欲しがります。ですから、オートバイは結構年配者の趣味のような感じです。ある場所に行くとそこは、其の趣味の方々の溜まり場で、ほとんど、御夫婦またはカップルでやって来て自分達のオートバイの自慢又他のオートバイをマジマジと眺め回したりして楽しんでいます。どの、オートバイもそれはそれは手入れが行き届き思わずそんな趣味の無い私でさえ、ワーカッコイーなどと、内心思ってしまうくらい立派なタイプばかりです。

  最近のニュースで、大学へ入る為頑張っている老人達が其の希望の大学近くまで、移住もするというのです。日本では年をとって引っ越しをすると縁起の悪い事が起こる・・・などと、変な言い伝えが有りますが、何処から来ているのでしょうか?不思議に親族の死に全くの偶然にその後起こる事は偶に聞く事はあります。日本では町の中にも、電車にも何故か老人が少ない。日本の老人達の影があまりにも薄く感じます。なんとなく、隅の方に押しやられている感じです。だから、余計に寝たきりに成ってしまうのでしょうか?社会全体が若い人達を対象に動き過ぎている気がするのです。それは、テレビの番組を見ていても判ります。予算が無い為あのような、番組しか作れないのかも知れないが。

  これから、益々老人が増えて若い層が減って行く傾向ですが、この、ティロメレイズ(ニュース拾い読みの”長寿の秘訣”をご覧ください。)を操作研究し、幅を利かせるようになったら、世界はどうなってしまうのか、一寸恐ろしい気もします。自分は?と考える時元気だったら、長生きもいいかなとも思うが誰かに迷惑をかけて、生きて行かなければならない状況になったら・・・・・・今の所判断が付きかねる所です。それより、其の前にボケてしまうかもしれません。日本の老人がモタモタしている若者を叱りとばすくらいの、また孫を唯甘やかし、媚びるだけでなく、ちゃんと堂々としたポリシーのある老人が増えたらいいのにと思います。日本は伝統的に貯蓄する国民性・・・・・が、このような現象を生むのでしょうか。こちらでは子供達が公園でCanada Gooseなどを追いかけ回す等変な悪戯をしていると、怒るのは誰かと言えば、元気な老人達です。

   世界の人が日本を訪れた時、何故か冷たく感じるのは、身障者への気配りの町作りが少なすぎる事と、ドアーを直ぐ後ろから入ろうとしている時、此方は必ず後ろの人に気を遣い待ってくれますが、日本は殆ど後ろを振り返る事なく、閉めてしまいます。この春私は不注意にもスケートリンクで転倒した時、手を差し伸べてくれたのは、TeenagerのGirlfriend連れの男の子でした。「Are you OK?」 この、ちょっとした何気ない一言に心が和むものなのです。

   我が息子を、ある危機(?)から救ってくれたのは、当時70歳近いアメリカ人の老先生でした。これは、近いくちに掲載したいと思っています。話がアチコチ飛んでしまいました。もっと日本の老人達が堂々と人生を楽しんで貰いたいと思っています。日本を反映に導く為の道筋を作ってくれたのはあなた達なのですよ。日本の温泉街には老人は多いですが。日本人はつつましく生き、そして死んで行くことが美徳のようなそして後を継ぐ者に出来るだけ残したいと言う民族なのかもしれません。



 
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