裏庭は夢の玉手箱

  裏庭には様々なストーリーが生まれる。
今年は自然に生えたぶどうが急に房をいっぱい付けている。去年からラズベリーがたわわに実り出した。山桜は去年から急に咲き出し、今年は又一つCatalpa speciosa(日本名キササゲ)と言う、蘭の集合体のような咲き方の花木が咲き出している。たった10センチ足らずの紅葉も最近畑の草むらで見付け、去年は毬栗を一個を何故か森の中に転がっていた。まだ一つころりとした立派な栗が残っていたので、私が探さなかったら今年栗の新芽が生えていたかもしれない。桃のような木も大きくなっている。

  私は昔から、実のなる木が好きなので、ワクワクしてしまう。毬栗又紅葉の種などはきっと鳥からのプレゼントに違いない。これだけ、急に実になる木、花木が精力を付けたのも実は理由がある。
 2年前、大木数本、切り倒し日当たりが断然良くなったから。言わば「大木死して花木、実のなる木を残す!」

  山桜に実ったサクランボ(小粒)をロビンは口移しで幼鳥に食べさせている。
  夜には、蛍も光りだした。昼間は野鳥達の鳴き声も賑やかだ。野生動物も、虫も、木々もミミズまでもみんな息づいている。それぞれが、それぞれの役割を持っているようだ。

  裏庭は、何が起こるか判らない。私にとっては、大きな夢の玉手箱。さて、明日はどんなドラマが待っているのでしょう。
 

 管理人7/8/1999

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