この機能を使用して、 1 つ、 2 つ、または 3 つの物理ハード・ディスク・ドライブを既存のアレイに追加することができるので、アレイで論理ドライブのサイズを拡張することができます。論理ドライブ領域を増加するときには、 ServeRAID マネージャーが論理ドライブを移行して、ちょうどノートブックに用紙を追加するように、論理ドライブは追加のスペースを増やすことができます。
アレイを作成すると、論理ドライブはそのアレイのすべての物理ドライブにまたがってストライプされます。既存のアレイで論理ドライブのサイズを増加するには、追加の物理ドライブを定義してアレイに追加します。次に、マネージャーで論理ドライブを移行すると、データが既存および新規の物理ドライブにまたがってスプレッドされます。
メイン・ツリー (左側のツリー) から、アレイをクリックします。
注:
- メイン・ツリーに表示されるのは、選択したアレイの中の最小サイズのものよりも大きな物理ドライブだけです。 既存のアレイに追加するときには、現在アレイにある最小のドライブより小さい物理ドライブを追加することはできません。
- 既存のアレイに追加する場合に、現在アレイにある物理ドライブより大きい物理ドライブを追加すると、新規ドライブのすべてのスペースを使用することはできなくなります。
- 選択したアレイの既存の物理ドライブは「オンライン」とラベル付けされます。新しく追加された物理ドライブは「新規オンライン」とラベル付けされます。オンライン・ドライブは既存のアレイから除去できません。
- 新規オンライン・ドライブをアレイから除去する場合は、それをメイン・ツリーにドラッグして戻します。
物理ドライブをアレイに追加した後で、「次へ」をクリックして新規論理ドライブの構成を検討します。
ヒント: 構成の別のビューのツリーを拡張することができます。
注: 論理ドライブの移行は処理に時間がかかります。移行が完了するまで、影響を受けるコントローラ上で他のアクションを実行することはできません。 ServeRAID マネージャーはステータス・バーに進行状況を表示します。
3 つの物理ドライブをもつアレイを作成します。次にアレイで論理ドライブを 2 つ (1 および 2 とラベル付けされる) 作成すると、使用可能な空き領域がなくなります。論理ドライブ・ストライプは以下と類似しています。
その後、アレイの論理ドライブに追加の領域が必要になります。最初に、物理ハード・ディスク・ドライブをアレイに追加しなければなりません。
注: ブロックは、この例では「x」と「*」でラベル付けされます。「x」でラベル付けされたすべてのブロックは、論理ドライブ 1 にあり、同サイズです。「*」でラベル付けされたすべてのブロックは、論理ドライブ 2 にあり、同サイズです。
追加の物理ドライブを 2 つアレイに追加する場合には、論理ドライブは移行すると 5 つすべてのドライブにまたがってストライプされます。マネージャーは物理ドライブ上の各ブロックのサイズを保持するので、各論理ドライブのサイズが拡張されます。
論理ドライブの領域を増加するときには、物理ドライブの合計がそのアレイに許可されている最大物理ドライブ数を超えない限り、 3 つまでの物理ドライブを追加することができます。 アレイに入れることができる物理ドライブの最大数は、コントローラのストライプ単位サイズによって限定されます。