空き領域の増加

この機能を使用して、 1 つ、2 つ、または 3 つの物理ハード・ディスク・ドライブを既存のアレイに追加することができるので、アレイで別の論理ドライブを作成することができます。

アレイを作成すると、論理ドライブはそのアレイのすべての物理ドライブにまたがってストライプされます。既存のアレイでさらに空き領域を作成するには、追加の物理ドライブを定義してアレイに追加します。次に、マネージャーで論理ドライブを移行すると、データが既存および新規の物理ドライブにまたがってスプレッドされます。

  1. メイン・ツリー (左側のツリー) から、アレイをクリックします。

  2. アクション」 --> 空き領域の増加」をクリックします。別のツリーが右側に表示されます。
  3. 作動可能ドライブPhysical driveをメイン・ツリーから右側のツリーのアレイにドラッグすることによって、選択したアレイに追加します。

    注:

    1. メイン・ツリーに表示されるのは、選択したアレイの中の最小サイズのものよりも大きな物理ドライブだけです。既存のアレイに追加するときには、現在アレイにある最小のドライブより小さい物理ドライブを追加することはできません。
    2. 既存のアレイに追加する場合に、現在アレイにある物理ドライブより大きい物理ドライブを追加すると、新規ドライブのすべてのスペースを使用することはできなくなります。
    3. 選択したアレイの既存の物理ドライブは「オンライン」とラベル付けされます。新しく追加された物理ドライブは「新規オンライン」とラベル付けされます。オンライン・ドライブは既存のアレイから除去できません。
    4. 新規オンライン・ドライブをアレイから除去する場合は、それをメイン・ツリーにドラッグして戻します。

  4. 物理ドライブをアレイに追加した後で、「次へ」をクリックして新規論理ドライブの構成を検討します。

  5. 右パネルの構成を検討します。「適用」をクリックすると、構成による論理ドライブおよび空き領域への影響が説明されます。構成を変更する場合には、「前へ」をクリックして「アレイ・ツリー」ウィンドウに戻ります。

    ヒント: 構成の別のビューのツリーを拡張することができます。

  6. 適用」をクリックして新しい構成を承認します。マネージャーはアレイの論理ドライブを自動的に移行します。

    論理ドライブの構成を承認しない場合には、「キャンセル」をクリックして「システム管理情報」ウィンドウに戻ります。

    注: 論理ドライブの移行は処理に時間がかかります。移行が完了するまで、影響を受けるコントローラ上で他のアクションを実行することはできません。 ServeRAID マネージャーはステータス・バーに進行状況を表示します。

  7. 確認ポップアップ・ウィンドウがオープンしたときには、「はい」をクリックします。

3 つの物理ドライブをもつアレイを作成します。次にアレイで論理ドライブを 2 つ (1 および 2 とラベル付けされる) 作成すると、使用可能な空き領域がなくなります。論理ドライブ・ストライプは以下と類似しています。

その後、アレイに別の論理ドライブを作成することを決めます。最初に、物理ハード・ディスク・ドライブをアレイに追加することによって、空き領域を作成しなければなりません。

物理ハード・ディスク・ドライブをさらに 2 つアレイに追加する場合には、論理ドライブは移行すると 5 つすべてのドライブにまたがってストライプされます。 ServeRAID マネージャーは物理ドライブ上の各ブロックのサイズを減少させて、論理ドライブのサイズを保持します。論理ドライブのスペースは増加しないので、各物理ドライブ (3 としてラベル付けされる) の下部分にまたがって空き領域ができます。

操作が完了すると、「構成モード」を使用して空き領域に新規論理ドライブを作成します。

空き領域を増加するときには、物理ドライブの合計がそのアレイに許可されている物理ドライブの最大数を超えない限り、 3 つまでの物理ドライブを追加することができます。 アレイに入れることができる物理ドライブの最大数は、コントローラのストライプ単位サイズによって限定されます。

以下も参照してください。