RAID レベルの変更

現在定義されている論理ドライブの RAID レベルを変更することができます。「RAIDレベルの変更」を使用するには、アレイ内部のすべての論理ドライブが同じ RAID レベルでなければなりません

注: 論理ドライブが RAID レベル-00 、 10 、 1E0 、または 50 である場合には、論理ドライブを異なる RAID レベルに変更することはできません。論理ドライブが RAID レベル-0、 1 、 1E 、 5 、または 5E である場合には、論理ドライブを RAID レベル-00 、 10 、 1E0 、または 50 に変更することはできません。

  1. メイン・ツリー (左側のツリー) から、アレイをクリックします。
  2. アクション」 --> 「RAID レベルの変更」をクリックします。

    以下のいずれかをクリックすると、右側に別のツリーが表示されます。ステップ 3 に進んでください。

    注: 物理ドライブの最大数 (ストライプ単位サイズに基づく) がすでにアレイに入っている場合には、上記の「RAID レベルの変更」アクションは使用できません。

    以下のいずれかをクリックする場合には、ステップ 5 に進んでください。

  3. 作動可能ドライブPhysical driveをメイン・ツリーから右側のツリーのアレイにドラッグすることにより、選択したアレイに追加します。

    注:

    1. メイン・ツリーに表示されるのは、選択したアレイで最小サイズの物理ドライブだけです。既存のアレイに追加するときには、現在アレイにある最小のドライブより小さい物理ドライブを追加することはできません。
    2. 既存のアレイに追加する場合に、現在アレイにある物理ドライブより大きい物理ドライブを追加すると、新規ドライブのすべてのスペースを使用することはできなくなります。
    3. 選択したアレイの既存の物理ドライブは「オンライン」とラベル付けされます。新しく追加された物理ドライブは「新規オンライン」とラベル付けされます。オンライン・ドライブは既存のアレイから除去できません。
    4. 新規オンライン・ドライブをアレイから除去する場合は、それをメイン・ツリーにドラッグして戻します。

  4. 物理ドライブをアレイに追加した後で、「次へ」をクリックして新規論理ドライブの構成を検討します。

  5. 右パネルの構成を検討します。「適用」をクリックすると、構成による論理ドライブおよび空き領域への影響が説明されます。構成を変更する場合には、「前へ」をクリックして「アレイ・ツリー」ウィンドウに戻ります。

    ヒント: 構成の別のビューのツリーを拡張することができます。

  6. 適用」をクリックして新しい構成を承認します。マネージャーはアレイの論理ドライブを自動的に移行します。

    論理ドライブの構成を承認しない場合には、「キャンセル」をクリックして「システム管理情報」ウィンドウに戻ります。

    注: 論理ドライブの移行は処理に時間がかかります。移行が完了するまで、影響を受けるコントローラ上で他のアクションを実行することはできません。 ServeRAID マネージャーはステータス・バーに進行状況を表示します。

  7. 確認ポップアップ・ウィンドウがオープンしたときには、「はい」をクリックします。

RAID レベルを変更するときには、以下を考慮してください。

現在の状態 変更後のレベル 変更内容

ServeRAID マネージャーでの処理

 

複数のドライブをもつ RAID レベル-0 のアレイ RAID レベル-5 1 台のドライブのみ追加

物理ドライブを既存のアレイに追加」パネルを使用して、アレイに追加する物理ハード・ディスク・ドライブを定義します。

2 台のドライブのみRAID レベル -1 のアレイ

RAID レベル-5 1 台のドライブのみ追加

物理ドライブを既存のアレイに追加」パネルを使用して、アレイに追加する物理ハード・ディスク・ドライブを定義します。

RAID レベル-5 のアレイ

RAID レベル-0 アレイの最後のドライブを除去 論理ドライブの移行「構成のサマリー」のレビュー」パネルを使用して、 RAID レベルの変更を確認します。 ServeRAID マネージャーはアレイから最後の物理ハード・ディスク・ドライブを自動的に除去します。

RAID 拡張レベル-5

RAID レベル-5 ドライブを追加または除去しない 論理ドライブの移行「構成のサマリー」のレビュー」パネルを使用して、 RAID レベルの変更を確認します。

以下も参照してください。