システム情報の検討
- 左方のパネルでシステムの「メイン・ツリー」表示を拡張します。
- ツリー中の特定の構成要素をクリックします。その構成要素に関連した情報が情報パネル (すなわち、右方のパネル) に表示されます。
メイン・ツリーは最大で以下を表示します:
- 無限のシステム・ノード
- システムごとに 12 個のコントローラ
- コントローラごとに 8 個のアレイ
- コントローラごとに 8 個の論理ドライブ
- コントローラごとに 3 個のチャネル
- チャネルごとに 15 台の物理ドライブ
システム内のコントローラのどれかに次のいずれかがある場合には、「メイン・ツリー」にシステム警告アイコン
が表示されます。
システムに警告アイコン
がある場合には、管理システム・アイコンにもその警告アイコン
が表示されます。
システム・オブジェクトおよびそれらの情報
管理システム・オブジェクト
- 親ノードの下の管理システム数 (ローカル・システムを含む)。
システム・オブジェクト
- サーバー名にはサーバーのシステム名が報告されます。
- コントローラ数にはサーバー内の ServeRAID コントローラ数が報告されます。
- オペレーティング・システムにはインストールされているオペレーティング・システムが報告されます。
- デバイス・ドライバーには ServeRAID デバイス・ドライバーのレベルが報告されます。
コントローラ・オブジェクト
- コントローラ・タイプには、コントローラがシステム・ボード上の ServeRAID 、ServeRAID II、ServeRAID 3H、ServeRAID 3L、または ServeRAID かどうかが報告されます。このタイプが表示されるのは BIOS がバージョン 3.0 以降の場合だけです。
- ServeRAID 番号は ServeRAID コントローラ番号です。この番号が表示されるのは BIOS がバージョン 3.0 より前の場合だけです。
- ステータスが表示されるのは、コントローラが稼働中でない場合だけです。
- BIOS のバージョンにはコントローラ上の BIOS のバージョンが報告されます。この情報が表示されるのは、BIOS のバージョンが 3.0 以降の場合だけです。
- ファームウェアのバージョンには ServeRAID ファームウェアのバージョンが報告されます。
- 物理スロットには、ServeRAID コントローラの実際の物理スロット位置、たとえば、PCI スロット 4 などが表示されます。このスロットが表示されるのは BIOS がバージョン 3.0以降の場合だけです。
- バッテリー・バックアップ・ライト・キャッシュには、このキャッシュが「インストールされています」、「インストールされていません」、「障害があります」、または「バッテリーが必要です」かが報告されます。この行が表示されるのは、ServeRAID がバッテリー・バックアップ装置をサポートしている場合だけです。
- 先読みキャッシュ・モードには、この機能が使用可能か、使用不可か、あるいは適応かが報告されます。この機能の設定を変更するには、ServeRAIDマネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- ストライプ単位サイズには、ストライプ・サイズの設定値 8 KB、16 KB、32 KB、または 64 KB が報告されます。この設定を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- 再構築率には率の設定値「高」、「中」、または「低」が報告されます。この設定を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- ホット・スワップ再構築 は使用可能なときにこの機能が報告されます。この設定が表示されるのは、ServeRAID ファームウェアがホット・スワップ再構築をサポートしている場合だけです。
- データ・スクラブには使用可能になっているときにこの機能が報告されます。この設定が表示されるのは、ServeRAID ファームウェアがデータ・スクラブをサポートしている場合だけです。
- 自動同期には使用可能にときにこの機能が報告されます。この設定が表示されるのは、ServeRAID ファームウェアが自動同期をサポートしている場合だけです。
- クラスターは、ServeRAID ファームウェアがクラスターをサポートしている場合は、クラスター・パートナー ID およびマージ・グループ IDを基にして「使用可能」または「使用不可」を報告します。
- コントローラ名には、コントローラがクラスターの一部である場合はその名前が報告されます。この名前を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- パートナー・コントローラ名には、コントローラがクラスターの一部である場合はその名前が報告されます。この名前を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CDモードで使用してください。
- 不在モードにはこの設定が「使用可能」か「使用不可」かが報告されます。このモードを変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- BIOS 互換性マッピングにはこの設定が「拡張」または「限定」として報告されます。この設定を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- アレイの数には定義されたアレイの数が報告されます。
- 論理ドライブの数には定義された論理ドライブの数が報告されます。
- ホットスペア・ドライブ数には定義されたホットスペア・ドライブの数が報告されます。
- 作動可能ドライブの数には構成のために使用可能な物理ドライブの数が報告されます。
アレイ・オブジェクト
各定義済みアレイは、次の情報付きで表示されます。
- アレイには選択されたアレイの文字が報告されます。
- サイズには合計サイズ (MB) が報告されます。
- 空き領域には使用可能な空き領域 の容量 (MB) が報告されます。
- 論理ドライブの数には各アレイ内の論理ドライブの数が報告されます。
論理ドライブ・オブジェクト
各定義済み論理ドライブは、次の情報付きで表示されます。
- 論理ドライブには選択された論理ドライブの数が報告されます。
- アレイにはアレイの文字が報告されます。
- サイズには論理ドライブ・サイズ (MB) が報告されます。
- RAID レベルには構成済み RAID のレベルが報告されます。
ホットスペア・ドライブ・オブジェクト
- ホットスペア・ドライブ数とスタンバイ・ホットスペア・ドライブ数の合計が報告されます。この数値には無効ホットスペア・ドライブ数は含まれていません。
物理ドライブ・オブジェクト
アレイ ? またはスパン・アレイ ? オブジェクト
- アレイ識別子には選択されたアレイの文字またはスパン・アレイの番号が報告されます。
- アレイのサイズ (MB) には合計サイズ (MB) が報告されます。
- 空き領域 (MB) は使用可能空き領域の容量 (MB) です。アレイに RAID 拡張レベル-5 論理ドライブが含まれている場合には、空き領域は 0 です。
- 論理ドライブの数は選択されたアレイまたはスパン・アレイ内の論理ドライブの数です。
- 物理ドライブの数は選択されたアレイまたはスパン・アレイ内の物理ドライブの数です。
アレイ(複数) - スパン・アレイ ? オブジェクト
- アレイには選択されたスパン・アレイ内のアレイの文字が報告されます。
- サイズには合計サイズ (MB) が報告されます。
- 空き領域は使用可能空き領域の容量 (MB) です。
- 論理ドライブの数は選択されたアレイ内の論理ドライブの数です。
論理ドライブ(複数) - アレイ ? オブジェクト
指定されたアレイ内の各定義済み論理ドライブは、次の情報付きで表示されます。
- 論理ドライブは選択された論理ドライブの数を報告します。
- アレイはアレイの文字を報告します。
- サイズは論理ドライブ・サイズ (MB) を報告します。
- RAID レベルは構成済み RAID のレベルを報告します。
物理ドライブ(複数) - アレイ ? オブジェクト
- 選択されたアレイに少なくとも 1 つのドライブがあるチャネルごとに、選択されたアレイについてチャネル上のドライブの数が報告されます。
論理ドライブ ? オブジェクト
- 論理ドライブには、コントローラに定義されているとおりの選択済みの論理ドライブの数が報告されます。
- アレイ文字には選択された論理ドライブが含まれているアレイの文字が報告されます。
- 状態には、論理ドライブの状態が 「ブロック」、「クリティカル」、「 クリティカル移行中」、「 クリティカル・システム」、「 移行中」、「オフライン」、「良好」、または「 システム」のいずれか報告されます。
- RAID レベルは論理ドライブ RAID レベルを 0、1、1E、5、または 5E として報告されます。
- データ・スペース (MB) はこの論理ドライブでデータ記憶域用に使用可能なスペースを報告します。
- パリティ・スペース (MB) はアレイでパリティ・スペース用に割り振られたスペースを報告します。
- 作成日は論理ドライブが作成された日付を報告します。
- ライト・キャッシュ・モード は論理ドライブがライト・スルーに設定されているか、ライト・バックに設定されているかを報告します。この設定を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- マージ・グループ番号には、コントローラがクラスターの一部である場合はそのマージ・グループ番号が表示されます。この論理ドライブを新たに作成した場合には、この番号を変更するために、「クラスターの構成」を使用してください。そうでない場合には、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- マージ・グループ状態には、「共有」または「非共有」(コントローラがクラスターの一部である場合) と表示されます。この論理ドライブを新たに作成した場合には、この状態を変更するために、「クラスターの構成」を使用してください。そうでない場合には、 ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
SCSI チャネル・オブジェクト
- ドライブの数は SCSI チャネル上のドライブの数を報告します。報告されるドライブ数には取り外し不能ハード・ディスク・ドライブ、CD-ROM、テープ、および取り外し可能ハード・ディスク・ドライブを含めることができます。
- SCSI 転送速度は転送速度を「最適値」、「Ultra2 SCSI」、「UltraSCSI」、「高速 SCSI-2」、「SCSI-2」、または「SCSI-1」として報告されます。この速度を変更するには、 ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
- SCSI イニシエータ ID は SCSI チャネルのイニシエーター ID を報告します。
この ID を変更するには、ServeRAID マネージャーを始動可能 CD モードで使用してください。
物理ドライブ ? オブジェクト
- タイプは、物理ドライブがハード・ディスク・ドライブか、CD-ROM か、テープか、または取り外し可能メディアかを報告します。
- チャネルは、選択した物理ドライブの接続先のチャネルを報告します。
- SCSI ID は選択された物理ドライブ SCSI ID を報告します。
- サイズ (MB) は物理ドライブの合計サイズ (MB) を報告します。この情報は、CD-ROM、テープ、またはプロセッサー装置の場合は表示されません。
- 状態には物理ドライブの状態が「作動可能」、「オンライン」、「 無効」、「再構築中」、「ホットスペア」、「 スタンバイ」、「スタンバイ・ホットスペア」、または「予約済み」として報告されます。この情報はハード・ディスク・ドライブの場合だけ表示されます。
- アレイ文字。ドライブがアレイ内に定義されている場合には、選択された物理ドライブが含まれているアレイの文字 (A 〜 H) が報告されます。
- ベンダーには、ドライブの製造元を表す文字が表示されます。
- 製品 / モデル番号には、ドライブの製品またはモデル番号を表す文字が表示されます。
- シリアル番号にはドライブのシリアル番号が表示されます。
- ファームウェア・レベルには、ドライブのために使用中のファームウェアの現在のレベルが表示されます。
- PFA エラーには、予測障害アラートのステータス (「はい」または「いいえ」) が示されます。「はい」は、PFA エラーが検出されたことを示し、「いいえ」は PFA エラーが検出されなかったことを示します。
- ライト・キャッシュ・モードには、コントローラに確認が送信される前後に、ハード・ディスク・ドライブがデータを保管するために設定されているかどうかが報告されます。この設定は作動可能ドライブで変更することができます。
筐体オブジェクト
- タイプには「筐体」が報告されます。
- チャネルには 1 が報告されます。
- SCSI ID には 15 が報告されます。
- 筐体状態には「良好」、「クリティカル」、または「致命的」が報告されます。内部ドライブ筐体 (システム (5500 など) 内のもので外部筐体ではない) は「筐体状態」が表示されません。
- ファン "n" ステータスには「良好」、「誤動作」、または「インストールされていません」が報告されます。筐体には 1 つ以上のファンがあるものもあるので、ServeRAID マネージャーはファンごとのステータスを報告します。内部ドライブ筐体 (たとえば、Netfinity 5500 内のもので外部筐体ではない) は「筐体状態」が表示されません。
- 給電部 "n" ステータスには「良好」、「誤動作」、または「インストールされていません」が報告されます。筐体には 1 つ以上の給電部があるものもあるので、ServeRAID マネージャーは給電部ごとのステータスを報告します。内部ドライブ筐体 (たとえば、Netfinity 5500 内のもので外部筐体ではない) は「電源ステータス」が表示されません。
- 温度状態には「通常」または「異常」が報告されます。内部ドライブ筐体 (システム (5500 など) 内のもので外部筐体ではない) は「温度状態」が表示されません。
- ベンダーには筐体の製造元が報告されます。
- 製品 / モデル番号には筐体の製品またはモデル番号が報告されます。
- シリアル番号。ServeRAID マネージャーは Netfinity EXP10 および EXP15筐体のシリアル番号を報告しません。
- ファームウェア・レベルには筐体ないのファームウェアのレベルが報告されます。
- 筐体 ID には ID 設定値が報告されます。この設定値は、ユーザーが筐体の背面で選択する 0 〜 9 の範囲の番号です。