通知マネージャーの使用の前に、以下の情報を参照してください。
通知マネージャーは、ServeRAID マネージャーを実行する他のシステムに、この (すなわち、ローカル)システムで行なわれるすべてのイベントを通知するために使用されるツールです。システムのユーザーは、通知リストにシステム名を入力します。リストの各システムには、そのローカル・システムで行なわれるすべてのイベントが通知されます。
ServeRAID サブシステムのある SystemA をラボにインストールしています。ServeRAID マネージャーを SystemA で実行して、イベントおよび問題をモニターしますが、SystemA からではなく、ユーザー・ワークステーションからモニターしたい場合があります。SystemA 通知マネージャーを ServeRAID マネージャーからオープンして、通知リストにユーザー・ワークステーションを定義します。そのワークステーションから ServeRAID マネージャーを実行する時には、SystemA で起こったすべての問題およびイベントがユーザーに通知されます。
通知マネージャーによって生成されるイベントには次が含まれます。
通知マネージャーは次のもので構成されています。
ツール・バー | 共通タスクの即時パス・アイコンを提供します。 |
通知リスト | イベント通知を受信するために構成されたリモート・システムを表示します。 |
通知イベント・ビューアー | 通知マネージャーの状況情報を表示します。 |
イベントがシステムで生成されると、通知マネージャーは通知リストの各システムと接続して、これらのシステムの ServeRAID マネージャーにイベントを中継します。通知マネージャーが正常に接続してイベントを送信すると、通知リストはその 「最後に送信されたイベント」 の列を更新します。この通知マネージャーが正常に接続しないかまたはイベントを送信しない場合には、通知イベント・リストは次を行ないます。
通知リストには、次の 4 つの列があります。
ホスト名 | それぞれのイベントを通知するための TCP/IP ホスト名です。この列をダブルクリックすると、「システム・プロパティの変更」ウィンドウがオープンされます。 |
TCP/IP アドレス | それぞれのイベントを通知する TCP/IP アドレスです。この列をダブルクリックすると、「システム・プロパティの変更」ウィンドウがオープンされます。 |
ポート | ServeRAID モニターがリモート・システム ServeRAID マネージャーとの通信に使用する TCP/IP ポート番号です。この列をダブルクリックすると、「システム・プロパティの変更」ウィンドウがオープンされます。 |
最後に送信されたイベント |
通知マネージャーがシステムにイベントを送信または送信を試みた日付と時刻です。この列をダブルクリックすると、「最後に送信されたイベント」 ウィンドウがオープンされます。 通知マネージャーがシステムにイベントを正常に送信しなかった場合:
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通知マネージャー・イベント・ビューアーには 4 つの列があります。イベント・ビューアーの任意のイベントをダブルクリックして、「通知イベント・ログの詳細」ウィンドウをオープンすることができます。このウィンドウにはイベント・ビューアーと同じ情報が含まれていますが、より大きく読みやすいウィンドウになっています。
タイプ | イベントのタイプ (すなわち、「情報」、「警告」、または「エラー」) です。 |
日付 | そのイベントが起こった日付です。 |
時刻 | そのイベントが起こった時刻です。 |
ホスト名 | そのイベントが生成されたシステムです。 |
通知イベントの説明 |
イベントの説明です。 |
イベントをイベント・ビューアーに表示する他に、通知マネージャーはそれぞれのイベントをログ・ファイル RAIDNOT.LOG に付加します。このファイルが 200 KB を超えると、マネージャーはそのファイルを RAIDNOT.OLD にコピーして、新規の RAIDNOT.LOG を作成します。RAIDNOT.OLD がすでに存在する場合には、マネージャーはそれを上書きします。